出産体験談№.30 幸齢出産

withコロナ

36歳 初産(長男/子どもは1人)病院出産
神奈川県 関根沙恵子さん

左:初めてのお父さん抱っこ
右:お父さんにガン飛ばす息子

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

嬉しかった!

不妊治療に片足入れたタイミングで妊娠しました。

私は36歳、夫は43歳。

結婚式から3ヶ月、タイミング法を試みましたが、

うまくいかなかったので
「歳も歳だし、もう病院に行こう」と
病院に通いだしました。

とはいえ、結局、不妊治療は何もせず、
思ったよりも早く、

タイミング法だけで赤ちゃんがやってきてくれました。

とんとん拍子にできて良かった!

夫も早かったね、良かったね!と
喜んでくれました。

昔に比べて不妊治療がオープンになっているので治療に取り掛かりやすくなりましたよね。

出産のギリギリまで働いていましたが
仕事は営業職なので予定は自分の采配次第。

不妊治療は、この日、この日という風に
病院に行く日を全てにおいて決められてしまうので普通に働いている人や、自分で時間をコントロールできない職業の場合、かなり難しいだろうなと思いました。

お産のイメージ

母親・父親学級で出産シーンの動画を見たのですが、痛くて痛くて叫んでいる・・・

ビビった&一人で泣いてしまった~

感動もありますし、、いろんな不安も混じった涙でした。

バースプランとしてはカンガルーケア。

他には特になくて…仕事で忙しくって調べる間もありませんでした。

お産のリアル

先に破水しました。

その後微弱陣痛。

破水の翌日に陣痛促進剤を打って

39週6日、予定日の1日前に生まれました。

こんなもんか~、

これくらいならいける・・と、陣痛当初、思っていましたが…促進剤を打ってからがともかくもう!

痛すぎて何も分からない状態に・・

隣の人が経産婦さんで、すぐ生まれていくのでわたしもあっという間に生まれるのかな?と思いきや~という感じ。

陣痛促進剤を打ってからは
約12時間後に生まれました。

ちょうどコロナが流行りだしたくらいで夫は立会いだけできました。

背中をさすってくれたり
痛いところをマッサージしてくれたり。

最後の方、先生の問診の時間。

カーテンの陰に隠れていて問診が済むのを待っていましたが、

その時、夫が鼻をすする音が聞こえました。

どうやら泣いていたみたい!
見ているのがつらかったようです。

ただ、後で「立ち会えてよかった」と言ってくれました。

産後の気持ち

生まれた~~

やっと終わった!

この痛みから解放される~~

安心とほっとしたのもあるし・・

顔見た時の気持ちは・・

宇宙人みたいな顔!

赤ちゃんってこんな感じだったんだな・・

自然に生まれたのだけど、頭のところが長くって。

不思議な感じでした。

ちなみに、後処置ですが

陣痛の痛みに比べたら屁でもなく。

とにかく陣痛の痛みが凄すぎでした。

とはいえ、産後、比較的元気だったのか・・処置室から病室まで、

「車椅子を出しますか?歩いて行きますか?」と聞かれ、「歩いて行きます」と答えたところ・・

すごい後悔しました・・。

めちゃくちゃ遠く感じました・・。

カンガルーケアの時の気持ちは・・感動!

こんなにあったかいのか・・

現実のように思えませんでした。

これで母親になったんだなーってふわふわしていました。

生まれる前から名前を決めていて、
初めて名前を読んだとき、

一人の人として、ここにいる。って実感しました。

すごく照れくさかった。

当時のわたしにかける言葉

お疲れ様。

陣痛が長くって、よく頑張ったね。

後々、助産師さんに「本当に苦しい時に、一切弱音を吐かなかったよね」と言われました。

自分の中ではどうにかなる が、芯にあるように思います。

子育ての様子を見て、「意外と大らかだね~」と、わたしの母にも言われました。

適当にやっちゃってるんだと思う(笑)

里帰りもしていて両親の手助けもたくさんあったし。

母が夜中にあやしてくれたり、昼間は相手をして、わたしを寝かせてくれたり・・

なのでそんなに大変なことはなかったですね。

離乳食も適当~(笑)

ある程度、歳がいっているから、
力が抜けてるのかも。

周りの友達は、子どもが小学生や中学生って人が多くって、良い先輩が多いことも、効を奏して、どっしりと構えていられたかな?

高齢出産が、いい風に働いた。

いろんなことを経験してきてるから何事もどうにかなるという頭があります。

夫も仏のような人でどっしりしています。

夫の仕事は介護系なのでオムツを替えるのは慣れたもの!

いろんなことをそつなく上手にこなして、驚きました。

コロナ禍のお産

コロナ禍が始まるくらいのお産で、
夫も面会に来られませんでした。

生まれてから数時間は一緒にいられたけれど、その後NICU に入院しました。

黄疸が少し出たので・・
両親も普通であれば会えないところ、
NICU に入院したので、、少し早めにパパに会えたかな?

きっとパパに会いたかったのかな?

これは総合病院だったからすぐに対応していただけたこと。

年齢もあったので総合病院を選びましたが
この選択に間違いはなかったと感じました。

時間に追われない生活がとにかく初めて!
息子のページに合わせて動いているので、

いつまでに何をしないといけない、というのが一切ない。

コロナでどこにも行けない、人に会えない、、寂しいけれども、

逆に良かったのかもしれません。

いつまでに何をしないといけない、というのがないのが、本当によかった。

今にして思えば・・

孤独だったといえば孤独だったかなとも思いますが、いい意味で子どもに合わせて過ごした半年でした。 

まもなく仕事が始まる

大変かも・・という思いもありますが・・
今までの職種から事務で内勤の在宅仕事にしてもらいました。

色々と悩むこともありますが・・

「後でこうしたら良かったと言わない方を選びな」と
夫には言われています。
よく私のことをわかってる!!

初めての添い寝

編集者より一言

沙恵子さんと話した印象は、
どっしりと構えらている。
大変だったこともさらっとお話しされる。
子育て経験者ならみんな通る道だと思いますが、
はじめは扱いもわからない、
小さな命を自分が守るって、
気負う部分があると思うのですが、、
さらっとされている・・!
ご本人がおっしゃるように、
いい意味ですごく肩の力が抜けている。
高齢出産の理想の形を見せてもらった感じです。
お仕事を復帰されても沙恵子さんらしく
子育てを楽しんでくださいね!
貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

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