出産体験談№.37 愛と笑いの絶えないお産

withコロナ

信頼できるカメラマン仲間に撮ってもらった写真。みんなで赤ちゃんを見ている感じが、お気に入り。

この記事の見どころ

・流産を2回繰り返し、
 あきらめていた3人目
・「赤ちゃんが出来たよ」に、
 上の子たちの意外な反応
・のんびりな息子の、のんびりとしたお産
・お母さんを選んで生まれてきた

28歳 初産(長男/子ども5人)
病院出産
29歳 第2子(長女/子ども5人)
病院出産
   第3子(9週稽留流産)
   第4子 (流産)
38歳 第5子(次男/子ども5人)
病院出産 
※2021年4月のwithコロナ出産です。

静岡県 小林知世さん(出張カメラマン)

※知世さんのお仕事内容の詳細は記事の末尾に紹介しています

写真上左:初めてミルクをあげた日。ものすごくいい表情をしている!

写真上右:退院間もないころ、お兄ちゃんとお姉ちゃんになりたての2人に抱っこされている。お姉ちゃんは弟を抱っこして、くっつくことで、自分も姉になった自覚が芽生えたみたい。

写真左下:とにかく抱っこ大好き、ピタッと密着しているのが大好き。指にここから離れないぞ、という意志を感じます(笑)

写真左真ん中:枚脱力系の寝てるニューボーン写真(笑)のんびり具合がよく出ている。

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

知世さん
知世さん

本当にびっくり!
嬉しいんだけど、本当にちゃんと育ってくれるかな、
という不安も大きかった。

3番目の子は上の子と7年、
年の差が開いています。

上の子を2人産んでから、
2回流産を経験しました。

1回目は稽留流産、2回目が完全流産。

自分自身が3人兄弟だったので、
子どもは3人がいいな、
と思っていたけれど、
3人目は諦めた方がいいのかな、
と思い出していました。

親子に関われる仕事なので
それでもういいか、、
と思っていた矢先の妊娠!

上の子が年長、
下の子が年小だった時に妊娠を伝えて、
その後に流産となってしまい、
がっかりさせてしまったので、
今回は内緒にしていました。

喜ぶのはわかっていたんだけど・・がっかりさせたくなかった。

夫と安定期になるまでは
子どもには黙っておこう、
と言っていました。

この時は不安の方が強くて、
手放しで喜べない感じ。

つわりで吐いたり、
動けなくなっている姿を見て、

子ども達は
「ママは何かの病気なんじゃないか」と
疑っていたようです。

「病院に入院しちゃうんじゃないか」
とパパにも相談していたみたい。

6ヶ月になって、「重大発表!するよ!!」っていうと、

「やっぱり大変な病気だったのね・・」という反応。

知世さん
知世さん

「ママのお腹に赤ちゃんがいるんだよ」

と言ったら、

子どもがお腹を2度見、
3度見していました。

よほど驚いた模様(笑)
「え?」「え?赤ちゃん??」って。

みんなで泣き笑いして喜びました。

それ以降、

「荷物もとうか?」「ママの代わりにやるからね」って、

いろいろやってくれるように。

すごく2人の成長を感じました。

こんなに大きくなったんだな、
大事にしてくれてる、
凄い愛があるんだな
って感じる日々。

当時、上の子は8歳で小3、
下の子は7歳で小1のことです。

お産のイメージは?

知世さん
知世さん

少しづつ早まっているから、予定日より早く生れるかな?

1人目は誘発で
陣痛促進剤を使って産みました。

頭が大きかったので鉗子分娩に。

2人目は予定日に前駆陣痛があって、
自然な陣痛の中で産まれました。

なので、3番目はちょっと早く生まれるのかなと思っていました。

お産のリアル

知世さん
知世さん

ドタバタ出産(笑)

4月1日の予定日になっても変化なく。

4日過ぎても何もなく。

4日目、

「このままだと3500ℊ超えていきますよ」

とお医者さんに言われ、
子宮口も開かず、陣痛もないまま
急遽入院。

11時に入院、陣痛促進剤&点滴。

子宮口を開けるために
「ちょっと入れますね~」と、
何か会陰に入れていたようなのですが・・
あれはなんだったんだろう・・?

(※編集者注 子宮頸管拡張器(しきゅうけいかんかくちょうき)という、

水分を吸って膨らみ子宮口を広げる器具を使った処置と思われます)

6時間たつとある程度、
子宮が緩やかに広がりました。

陣痛が徐々に進んでいき、強まって、
いれていたものがふやけて取れ、
それはお産が進んでいる証拠
とのことでした。

夕方4時頃に陣痛が強まり、

5時12分に分娩室へ移動、

なかなか降りてこないため、
人口破水させて陣痛を強めました。

「いい感じだよ、陣痛が強くなってるよ」
となるも、、

一向に、でてこず。

赤ちゃんも、降りてこず。

「これ以上、赤ちゃんの位置が上にいったら、赤ちゃんの体力がもたないかも・・」

ということで、

最終的には「赤ちゃんも大きいし、吸引分娩で手伝うから」、

と吸引の準備をしていたら・・

5時40分、

最後の最後の段階で
自分で出てきた!

吸引の音が怖かったのか、

ひっぱられてでるのがよほどいやだったのか(笑)

足元の方が凄くドタバタしてて!

ぐんぐんぐんぐんくるんだけど!?

っていう感じで産まれました。

焦ってたっぽい(笑)。

本当はまだ生れたくなかったのかな。

入院中、心音を聞こえる装置を
つけてるにも関わらず、
しょっちゅうお腹の中で
ぐるぐる逃げ回ってて(笑)
看護師さんも心音が
聞こえないって困っていました。

結局3870gでした。

「これ以上待っていたら4000g超えていたね」と言われました。

ちなみに1人目は3726g、
2人目は3766gでした。

産後の気持ち

知世さん
知世さん

涙が止まらなかった。


やっと出産できた、

やっとやっと会えた。

元気に生まれてきてくれて嬉しい。

感動に浸ってカンガルーケアをしました。

が、その間も、会陰切開を縫う痛みが結構きつかった・・。

「胎盤をみますか?」と聞かれ、
せっかくなので3人目で初めて見ました。

大きくて立派な、
レバーのような塊!!

「これなら大きく育つね~」
という感じ。

色んな初めてがあった
3回目のお産でした

古くからいるベテランの助産師さんが
わたしのことを覚えていてくれたのも
嬉しかったです。

1人目の時からずっと 見てくれていたので、ものすごく心強かった。

入院中もちょこちょこ
その助産師さんが顔を出してくれました。

コロナ禍で、
他の人に会えないから
助産師さんと話せるというのは
本当に助かった。

普段だったらほかのお母さんと一緒に
ランチを食べたりして、
ママ友になったりしていたのですが・・。

他のお母さんとも話せず、
助産師さんとしか話せない状況でした。

家族とも面会はできませんでした。

赤ちゃんが産まれてからは
テレビ電話や映像を送って
赤ちゃんを感じてもらいました。

「お腹にいたあの子がこの子!!」って子どもたちも
喜んでくれました。

妊婦検診も一人で行かないといけない、

小さな子どもがいるご家庭は子どもを預けるところから探さないといけない。

知世さん
知世さん

コロナ禍でのお産は
なかなか大変な面もあります。

当時のわたしにかける言葉

知世さん
知世さん

家族も自分も頑張ったな。

本当に家族の愛を感じたね。

大事に、大事にされているね

私のことをこんなにも大事に思ってくれてるんだな。

オムツをかえたり助けられている。

いっぱい愛してもらっている。

人生最後のお産かな。

パパも育っています

知世さん
知世さん

シャイなパパ。最近気持ちがわかってきたような・・

そうそう、パパもよくやってくれています。

わたしの話を聞いてくれたり、
すごく手伝ってくれました。

パパはわたしみたいにおしゃべりじゃなくて、だーーいぶ、シャイ。

感情も気持ちも話さないので、

喜んでるのかな?

どうなのかな?

ずっとわからなかったのですが・・

パパ友達の LINE
(幼稚園や小学校の役員等)で
かなり早い段階で
妊娠したことを
シェアしていた・・!!

それもパパ友の奥さんから
「おめでたなんでしょ?」
と聞かれて、そこで初めて知りました。

なんだかんだ言わないだけで、
ものすごーく楽しみにしているんだな、って分かりました。

子どもたちの話す胎内記憶

「このママとパパだったら仲良し!だから来たんだよ」

「このママの子どもになりたくて来たんだよ」

ってよく教えてくれます。

知世さん
知世さん


わたしもこの子たちのお母さんになれて、嬉しいな。

年の離れた兄弟、赤ちゃん返りはあるの?

お兄ちゃんが赤ちゃん大好きで!!
本当にたくさんお世話をしてくれて。

そしたら、まさかの・・

「お兄ちゃんを取られた!!」と、帰ってきた初日に
2番目のお姉ちゃんが
拗ねちゃった!!

知世さん
知世さん

今は3人目の子が寝ている時は、
出来るだけ上の子に
関わるようにしています。

知世さんはこんな方
幼稚園に9年勤務
長男出産後に退職。
長男の夜泣きや肌トラブルなどをきっかけに、ベビーマッサージやファーストサインなどの魅力を体感し、
同じように悩むママさん達の力になりたいと
資格取得。資格スクール講師となる。
自身の子育て経験も活かしながら
産前産後の子育てで悩みを抱えるママ達の
力になれるよう発信している。
赤ちゃんとのコミュニケーションに特化した
撮影方法で、
ニューボーンフォト、ベビーフォト、
ファミリーフォトなどを撮影。
出張カメラマンとしても静岡県内で活動している。
ブログはこちらから。

編集者より一言

話を伺いながら、知世さんの家の笑い声や
喜びが伝わってくるような時間!
赤ちゃんの、まだお腹にいたかったという
気持ち伝わるお産話も楽しかったです。
包み込むような笑顔の
知世さんのお腹の中は
きっとすごーーく居心地が
よかったのでしょう(笑)!
知世さん、
素敵なお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。

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