出産体験談№.46 未知との遭遇産

病院出産
この記事の見どころ

お産に色を付けるとしたら、どんな色?この質問に「曼荼羅」と答えたえいみーさん。立ち合ってもらったのは会社の同僚(ほんとはダメ)。あの頃の自分へ一言では「無痛分娩にしなさい」と、いいたいそう。母性とか一切なかったし、悩んだこともない、という彼女の話は振り切っていてすがすがしい♪

38歳初産(長女/子ども1人
病院出産 千葉県 えいみーさん
(骨盤腸整ウォーキングインストラクター)

※えいみーさんのお仕事の詳細については末尾で紹介しています

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

えいみー<br>さん
えいみー
さん

とうとう覚悟を決める時が来た。

妊娠は軽々しいものじゃない、
生まれたからには20年以上、
面倒を見る覚悟が必要、と緊張したのを覚えています!


夫は病院で確認するまで「どうかなあ~?いるかなあ~?」と
お腹を見てくるので、
当時ブレイクが下火になってきた
「安心してください!!入ってますよ!!」
ネタをフル活用しておりました!

いざ、病院で妊娠したことを判明すると、
夫は「1回でできましたよ!」と言って、
看護師さんに苦笑されていました。

お産のイメージ

えいみー<br>さん
えいみー
さん

未知すぎ!わからなすぎ!、色々調べました。

不安というのとはまたちょっと違う。
知識をどこまで広げていこうかなという知的好奇心。

子どもは、はじめから一人っ子と決めていたので、
今回の妊娠出産が最後だろうなと思い、
出来る限りのことを体験してやろうって思ってました。

羊水検査もしたいし、無痛分娩にもトライしてみたい。
いろんなことを全部試したかった!

マタニティクラスで、
「あなたの出産は何色ですか」
という質問に対して
みんなが
「ピンク♥」「薄いグリーンかな♪」と
愛らしい色を選択する中
頭の中に浮かんだ色とりどりのイメージ・・
・・でも虹ではない・・なんだこれは?!
・・・はっ!!!(ピラメキッ)

えいみー<br>さん
えいみー
さん

曼荼羅です!キリッ(`・ω・´)

・・・・・・

他のパパママ「?(・∀・)」
ファシリテーターの助産師さん
「( ´・д・)ン?」
その場の空気が一気に
ブラックホール並みに歪みました(笑)


なにかこう、、人知を介せない領域、
人間の失っていない動物の部分。
命の不思議、 進化の過程。
子宮には何かある、そのイメージで曼荼羅。

(写真はイメージです/編集者注)

そういえばバースプランでは
死ぬことばかり、書いていました。
最悪の事態も想定しておかないと、と思って。

もしも重度の障害があった時は?
胎盤寄付はどうする?
臓器提供はどうする?

夫と毎日話し合っていた。

お産て、命をつないでいく行為。
だから、
わたしの身体が役に立てられるなら使いたいと思っていました。


お産をきっかけに、ヘアドネーションもしました。
産後髪の毛抜けるよ!と脅され
「もったいない!!」と思って
急いでカットしたら5分刈りに・・
おかげで出産直後は
毛が逆立ってトウモロコシ感が出せました(笑)

ちなみに産後の抜け毛※、
一切なくて騙された!!!と
被害者団体(1名)を
立ち上げそうになりましたよ!

産後の抜け毛
妊娠中はホルモンバランスの影響で、抜けるはずの髪が抜けにくくなります。産後にその時の髪とちょうど抜ける髪が抜けて、薄毛になるママが多いのです。このほか、ストレスや、母乳育児で栄養がそちらに行くからなど諸説ありますが、8割が体験すると言われています。
参考サイト

お産のリアル 立ち合いは会社の同僚

えいみー<br>さん
えいみー
さん

お手本通りのゴールデンパターン!!


おしるしがあって破水して、陣痛。
前駆陣痛の時点で、生理のひどいぐらいの痛みに悶絶。
「助産師さんが言ってた“チリチリするぐらい”ってこんな痛いの?!」
とテンパり、
スマホで「前駆陣痛 激痛」と検索ケンサクぅ~♪

陣痛が6分間隔になったところで、激痛!!
万力で内側から絞り切られるような痛み。
「嘘だろおい!!」
という気持ちでいっぱいでした・・・。

終わりの見えない恐怖で、すごい怖かった・・。

血を見たらバタンキューしちゃう夫。
なので、バースプランにも
「出産の時は外にださせてください」
なんて書いたぐらい(助産師さんが赤丸をその部分につけてくれていましたよ!)。

それが・・すごく役に立ってくれた!

いざ産むという時まで、
背中を押してくれたり、
ジュースを買いに行ってくれたり。
いろいろ甲斐甲斐しくお世話をしてくれました。
(ただ、お水買ってきてくれたはいいけど
おしゃれ感出してボルビックを選び、
ストロー付きの蓋が合わなかったのは
失態だと思っております!)

実の母親とは仲がいいけれど…
まあ勝手気ままな母親なので…
寄り添いがすごく苦手な人。
正直あまり来てほしくないなーと。
まあ、母親は来てしまうんだけど・・。

立ち合いについては、夫は頼りにならない、
実の母もちょっと。
そこでわたしが頼ったのは・・

えいみー<br>さん
えいみー
さん

会社の同僚、Kさん!!

Kさんは立ち会いを快諾してくれました。

言ってみれば絶対入室してほしい友人。
安心して任せられる関係。

・・ただ、本来だと病院では血縁者しか立ち会えないらしいんですね。

だけど病院側も手違いがあったのか、
「え 血縁じゃないの」となりながらも、
介添えを受け入れてくれました。

介添えがめちゃくちゃ上手だったので、
結局、
「最後まで付き合ってください」と看護師さんに言われていました。

第三者的にいてほしいとわたし自身が願っていた部分もあります。

お産は結局17時間かかりました。
自分としては3、4時間で終わるつもりだったのに・・!!

6時間が過ぎた頃、これはどうやらおかしい・・と気づき出し、
陣痛促進&子宮口を広げるために、廊下を歩きました。

とにかく痛かったなぁ。

産んだ後の気持ち

えいみー<br>さん
えいみー
さん

すごいでかい!!

いざ生まれてくると・・デカ!!
10ヶ月もこれをしまいこんでたの?!とびっくり!


最後処置してくれるドクターがノリノリで、
入室するなり
「ご~めんね~~?!無痛やってあげられなくて~~!
でもさーいきむの上手じゃん!!
2人目も行けそうじゃない~?ハハハハハ!!」
って陽キャ全開でやってきたりして、
やっぱ病院ってやべえ、、って思いましたよ(笑)

友達から「赤ちゃんはガッツ石松だよ!」
と言われていたので、
さてさてどんなガッツ石松が出てくるかな、
とワクワクしていましたが・・

ガッツ度70度くらい。
誰にも似てなくて、シュっとした顔立ち。
そこがまた予想外でびっくりしました。

「さっき股から出したよね!」
と立ち合いのKちゃんに思わず聞いて、
「出てたよ♪」と笑顔で回答させる
混乱っぷりでした!

急速に冷えていったお祝い膳!!チンしてくださいって言えなかったあの日僕は若かった。

当時のわたしにかける言葉

えいみー<br>さん
えいみー
さん

無痛分娩くらいやっとけ!

当時は無痛分娩の10万を惜しむ気持ちもありましたが・・
今なら、プレゼンテーション出来る!!

日本には痛みを乗り越えて、母親になるっていう根性論があるけれど、
その考えはもう古いんじゃないかなあ。

そんなわたしが、なぜ、無痛分娩しなかったのか・・

それは「計画入院で誕生日を決めてしまう」ことにどうも納得できずにいたから。
通院中からモヤモヤして、
「無痛分娩でいけたらいきますねってできますか?」
とドクターに聞いてびっくりされ。

確認したら
平日は麻酔医がいるけど
休日はオペ優先だから麻酔医を回せないと言われ
「それでもいいです!いけたらいくわにします!」
なんていう返事をしているうちに・・出産の日が来た!!

休日で、麻酔科医がいなかった・・!!
自然分娩ですね、という流れに。
病院で何度も何度も「無痛分娩できない日ですがいいですか?!」と確認され、
いやいいですも何も行くしかないですやん?!
と思いながら「はい」と返答(笑)

(本来、無痛分娩は必ず事前に予約をしないておかないといけません。)

子どもが大きくなった時
子どもに8万円、わたしに2万円のお手当てを渡そうと思っています。

えいみー<br>さん
えいみー
さん

あなたが日曜日に生まれたから
無痛分娩にならなかった。
おかげで10万コストが浮いたよ。
しっかりしてるね!流石、コスト削ってきたね!

と、話をする予定(笑)楽しみ。

子どもが可愛くない という気持ち

えいみー<br>さん
えいみー
さん

子どもが可愛いと思えないと悩んだことがない。

胎児はわたしの研究対象。

赤ちゃん時代は可愛いという気持ちよりも
無事に産み、育てる使命の達成の方が勝っていました。

母性とか一切なかった。

エコー写真を見ても「巨神兵」としか思わなかったし、
骨だけの写真みて助産師さんが「まあ♥かわいい大腿骨♥」
とか言ってくれるのを「プロってすげえ・・」と感心していました(笑)

育児をしながら
2歳くらいから急速にかわいいなあというのが
出てきた感じ。それまでは命を守るためにただもう必死でした。

今タイムマシーンに乗ったら・・
可愛いなって思うのかもしれません。
悩んでいる人には、
一生、可愛いと思えなくてもいいよって言いたい。
可愛い可愛いってなるのとは違う付き合い方もある。

子どもは、親に頼んで生まれたきたわけではないですよね。
だから、産むからには一人の人間を育てる責任はあります。

そのためにベストコンディションを
整えようという気持ちもありました。

例えば、保育園が近くにあること、
住む環境は子どもが育ちやすい環境を選択すること。

実は妊娠する前からここのところは気を付けていました。
だから・・
もしできるなら・・
子育ての経験はしてみたいって思ってたんだと思う。

妊婦が電車を譲ってもらうこと

えいみー<br>さん
えいみー
さん

通勤時間に席を譲ってくれるって当たり前じゃない。
ありがたいこと。

妊娠中に電車で席を譲ってもらう時、
わたしは必ずお礼のお手紙と簡単なもの、飴などを用意していました。

いざ、お礼の手紙を渡すと、
サラリーマンの男性だと固まっちゃったり。
女性だと、受け取り上手な方が多かったり。
(一人すごいダンディーな受け取り方してくれた男性がいて惚れましたww)

そんなコミュニケーションも楽しかったです。

手紙には
「優しいあなたに感謝。
あなたの人生に多くの幸せが訪れますように」
って書いていました。

平日の通勤疲れに構わず
譲ってくれる。

人を思う気持ちって
本当にありがたいって、その都度思っていました。
ありがとうっていう気持ちを形にすれば、
人を思う気持ちが循環するんじゃないかな?という
願いも込めて飴と手紙を配る変な人になっていました(笑)


えいみーさんはこんな方

【健康に悩む人に寄り添う骨盤腸整ウォーキングインストラクター 】
10代の無理なダイエットによる虚弱体質と体型コンプレックスに20年苦しむ
→骨盤腸整wkgで6キロ減肩こり頭痛アレルギー体質改善
【夢】人生を変えてくれたこのメソッドで人を幸せに導く
隙間時間簡単エクササイズや健康情報発信中|一児ママ




編集者より一言


えいみーさんとはツイッターで知り合いました。
独自の感性ツイートが面白く、
お産の話も笑いながら聞かせてもらいました。

そして・・、
命に対する真剣な態度に
感動しました。

可愛いと思えなかった、
母性は一切なかった、
と言い切るけれど、
妊娠する前から
子育てに良い環境を選んだり、
お産の時は死ぬことも想定して向かったり。

めちゃくちゃ、命に対して真摯。
と同時に、かわいいと思えなくて苦しいんでいる方の
肩の力もぬけるのではないでしょうか。
人それぞれのお産があるように、
家族の形やそれぞれの在り方、愛情の表し方にも、
正しい間違っているなんて、ないですよね。

素敵なお話を聞かせいていただき、
ありがとうございました。


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