4人目が生まれて、姉妹と初対面。
それまで末っ子だった3女が、赤ちゃんを見て可愛いなぁって言い、
それをみて、長女が3女を可愛いなぁって言っている。大好きな写真。
・5人姉弟の子育てが楽しい♪その理由
・お産の後の助産師さんの言葉
・倒れたわたしだから言える、わたしのペースを大切に。
29歳第1子(長女/子ども5人)病院出産
30歳第2子(次女/子ども5人)
32歳第3子(3女/子ども5人)
35歳第4子(4女/子ども5人)
38歳第5子(長男/子ども5人)
愛知県 さじあいさん(バースドゥーラ)
赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?
やったー!
2011年の東日本大震災を経験し、
その後、家族が欲しいなと思いました。
ちょうどその時、SNSで繋がっていた夫と会い、
すぐに意気投合、付き合うことに。
結婚する前に精神科に入院していたのですが、
夫も精神科への入院経験があり、
いろんなことが似た境遇だったんですよね。
妊娠がわかった時は
介護職で
夜勤もしていた時だったので、、
妊娠をきっかけに、
仕事を辞めて結婚しました。
自分は3人姉妹の末っ子。
夫は4人兄弟。
子どもは最低、3人はいてほしいよね、
と話していました。
いけるだけいってみよ!と、
今、5人目を育てています。
結婚した当時、
わたしの母は1人暮らし。
夫は
お爺ちゃん、お婆ちゃん、
お父さん、お母さん、お姉さん、弟、の大家族。
子どもを育てるなら
沢山の大人にみてもらえる環境で、
と思い、妊娠をきっかけに、
仕事を辞め、愛知へ行きました。
夫の家族も喜んでくれました。
わたしはほぼ母子家庭なので、対極な感じ。
おじいちゃん、おばあちゃん達のいる暮らしが
すごく楽しかったんですよね。
子どもを見てくれる目も手も
たくさんある環境のわたしが、
産まずしてどうする?!という思いもありました。
子どもが増えれば増えるほど、
大変より楽しいの方が勝っています!
子育てが楽しい理由
つわりも全然ないので、
妊娠中もしんどいはなし。
年子で産まれているので、
大変じゃない?と言われますが、
第1子がいやいやしている時、
第2子に癒される(笑)
なので第1子のいやいやが気にならず、
穏やかに過ごせました。
赤ちゃんが生まれる前は、
介護職や、
養護学級の教員をしていました。
そういった経験があったから、
子育ても全くきつくなかったんですよね。
オムツ替えなんて、
大人のオムツ替えに比べたら、
全然楽勝。
そういったことも、
わたしが子育てを楽しめる、
大きな要因になっているように思います。
子を産み育てるのが楽しくて、
あっという間に4人生まれました。
(全員女!!)
4人目が3歳になるころ、
おうちから赤ちゃんがいなくなるのが寂しいなって、感じて。
なので5人目いてもいいよねーと夫婦で
言っているうち、
楽しんでいるうちに
やってきた感じでした。
夫は穏やかな人なので、
男の子を育てるということに
関してちょっとビクビクしていたんですが(笑)
4人の子育てに慣れてきて、
どっちでもいいんだけど、
男の子だったら嬉しいな、、と言っていたところ
待望の男の子!がやってきた、という感じです。
お産のイメージ
どんな場所で、
誰と、
どんな風に産むのかを
自分で決めるのがお産。
映画「玄牝 げんぴん」(監督:河瀬直美)
を観た時に受け取ったメッセージです。
自分で決めたら 、
怖くない。
精神科に入院していた経験から、
何かあった時に、
対応してもらえるようにと、
出産は病院一択でした。
産んだ後のテンションもわからないし、
もしかしたら、取り乱すかもしれない。
自分も周りも、
その方が安心だと思い、決めました。
お産のリアル第1子 寄り添ってくれた人がいた
初めてだったから、
いつ始まって、
どれだけで終わるというのが
全くわからない。
このぐらいの痛みって
病院に行くの?行かないの?
「もう陣痛来てますかね?」
「まだです、帰っていいですよ」、
というやり取りを病院と3回(笑)
4回目は夜中だったので、
病院は「まだと思うんだけど、、」となっていましたが、
こちらとしてはもう入院させてくれという感じ。
そこで病院で一晩を過ごしたら、
ちょっとずつ陣痛が始まりました。
陣痛室には夫とわたし、義母と3人でいました。
今思うと、
お義母さんがドゥーラの役割を
やっていてくれたようでした。
「その時は来るんだから」 と、
わたしたち夫婦2人の緊張を緩和してくれていたんですよね。
産む時は、
パパだけ立ち会って、
会陰切開もなく、
つるんと生まれました。
産後の気持ちは
終わった!!
ゴール地点がわからないのに、
フルマラソンしている気分だったので。
助産師さんに言われた言葉
こんな上手なお産、見たことない!!
助産師さんにとっても褒められたんですね。
これがとっても良かった!!
わたし、お産が得意なんだ、と思ったんですよね。
それがとても嬉しくて、
お産に対してすごくポジティブな気持ちを
持てたんだと思います。
父に言われた言葉
「でかしたぞ!!」
わたしの父に「生まれたよ」って報告した時の言葉。
すっごく嬉しかった。
「地球の宝物をありがとう。でかしたぞ」って言われて、嬉しくて、
それ以来、わたしも友人から出産の報告を受けると
そうやって伝えています。
お産のリアル第2子
本陣痛が来てすぐにわかりました。
ペース配分もわかっていて、
そこまで大変じゃなかったですね。
お産のリアル第3子
2番目と同じような感じ。
始まりもわかって、
ペース配分も分かっていたので、
助産師さんから「いきんでー!」と言われた時に
残っている力を3等分することを意識しました。
(3回位いきむイメージだったので!)
でも、結果、はじめの「いきんでー!」で産めちゃいました!
2回分の力が身体に残ったので、
その後のお世話もすごく楽にスタートすることができました。
お産のリアル第4子
初めて破水からスタート。
破水をしたので、24時間以内に産まないといけない、と、
陣痛促進剤を使いました。
とにかく産めば終わるんだ、と
頑張っていたんだけど、
なかなか陣痛が進まず、
一番へとへとになったお産でした。
お産のリアル第5子
ドゥーラの学びが始まっているタイミングでのお産。
第5子妊娠中にバースドゥーラ養成講座をオンラインで受講しました。
その学びを通して
陣痛をのがしたり、
お産に向き合うアイデアをたくさん持っている状態だったんですよね。
お産に向けての養成講座の仲間からの
予祝メッセージビデオを見たり、
陣痛室で歩いたり、
お産の集中の仕方をともかく色々と試してみよう、ってなっていました。
コロナの関係で立ち会いも無しだったけど、
幸い、産む瞬間だけ、
夫に立ち会ってもらうことができました。
本当にちょこっとしか一緒にいられないんだけど、
なら、自分1人でどこまで痛みを緩和できるのか、
楽しんでやろうと思っていました。
ドゥーラになろうと思った理由
義理のお母さんに立ち会ってもらったのが
本当に良かったんです。
5人姉弟のうち、4人、女の子。
なので自分の子どものお産にも立ち会いたいと思ったんですよね。
お産の情報を集めていたら、
どんどんマニアックになっていて、
気づいたらドゥーラになっていた、という感じです。
ドゥーラになったタイミングは、
自身も妊婦さん。
実際のお産でも、
学んだことを実践できて、
最高の環境でドゥーラを学べました。
当時の自分にかける言葉
お産やそもそも結婚以前の精神病院に入院中の自分に・・
「自分を信じていけば大丈夫だよ。」
って伝えたい。
佐治さんと結婚して、「さじあい」になりました。
気づけば名前にじあいが入っていました!
自愛も慈愛も大切に暮らしていこう、って思っています。
敵はいない。
誰とも戦わなくていい。
これは、自分が精神科に入院したことから
感じたこと。
心と身体が不一致だと、
身体は止まるんですよね。
ずっと、周りをがっかりさせたくないって、
思ってたんですけど。
健康こそが幸せだよね、
笑っていたら、みんな喜ぶんだよね。
いっぱい頑張って、
倒れたら意味ないよね。
頑張りすぎないよう身体もぼちぼち、大切に。
それから、家事は後回しにできるけど、
目の前の子は後回しにできない。
目の前の子を、大切にしようと思っています。
夢がある!!
小学校区に一つ助産院があること。
産後うつもこれで解決するんじゃないかな?
街に、妊婦と子どもがいる。
それが日常、いるのが当たり前、
という社会を作っていきたい。
出会いの場を作りたいですよね。
小学校区に一つ、助産院があれば、
妊娠中の人だけじゃなく、
子どもも、産後のお母さんも、
徒歩圏内なら安心して出かけられる。
街に子育てをしている人、
子ども達、妊婦が溢れていくんじゃないかなって、
そんなことを今、考えています。
そのために、これから活動を始めていくところでもあります!
6月26日におかあさんシンポジウムを愛知&オンラインで開催準備中です。
小さい子がいても、こうと決めた時の
わたしのマイペースはハイペース♪
引き続き、楽しくやっていきます。
編集者より一言
あいさんは、お産のことを発信していく中で、
インスタグラムを通じて知り合いました。
5人を育てながら、ドゥーラになり、
2022年は、お産に関するイベントも
開催予定!
そんなパワフルなあいさんのセリフ、
「わたしのマイペースはハイペース」
とっても胸に響きました。
そういえば、あいさん、お産もハイペース!
きっと、これからも自分のペースで、
やりたいことを広めていきますね!
わたしも、微力ながら、幸せになるお産と、
子育てがしやすい社会になるよう働きかけられたら、
と思っています。
あいさん、大切な思い出と、素敵な夢をお聞かせいただき、
ありがとうございました!
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