出産体験談№.43 みんなのお産

助産院出産

みんなが大応援団となって迎え入れた4人目の出産。
ママは4人目にして初めての分娩台にドキドキ。
歌わないお産も何もかも初めて!

この記事の見どころ

・何回でもいける!!気持ちのいい水中出産
・4人分の出産
・家族みんなで応援する出産にほっこり
・子だくさん母さんならでは?
“放っておいてる=罪悪感を手放す”
・コロナ禍で、こどもが「かわいそう」?

30歳初産(長女/子ども4人)
助産院出産(水中出産)
32歳第2子(長男/子ども4人)
助産院出産(座産)
34歳第3子(次男/子ども4人)
助産院出産(水中出産)
37歳第4子(3男/子ども4人)
病院出産 神奈川県
下久保雅子さん
(ママの居場所になるお茶会等主催)

※雅子さんのお仕事の詳細については末尾で紹介しています

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

雅子さん
雅子さん

1人目

入籍してすぐにおなかに赤ちゃんが宿っていることに気がつきました。
この日に来てくれたって確信がありました。
結婚式の時はもうお腹にいて、
つわりは結婚式翌日から始まるという親孝行ぶり。
思い通りのタイミングで物事は思った通りに進んでいくんだなあって思いました。

雅子さん
雅子さん

2人目

妊娠発覚してから、ギリギリお産するまで、楽しく働いていました。

雅子さん
雅子さん

3人目

欲しかったのですが、新しく勤め始めたところの研修中に発覚!!
少し戸惑う気持ちもありましたが・・
やはり嬉しかったです。

さて
3人目の子育てで、
専業主婦になりました。

この、専業主婦になってからが大変で。

この時期、かなりいっぱいいっぱいになり、鬱々とした時間を過ごしました。

でも、大変だったからこそ
今があるんですよね。

自分時間をつくるために
片道1時間半かけて
子連れでも楽しめる場所を見つけ、
ちょくちょく遊びに行くようになりました。

ご縁が重なり、
抱っことおんぶ講座の資格をとったことで、
自分の中で大きく子育てに対する気持ちが変わりました。

池川明先生の
『しあわせないのちを育む学校』
の講座もこのころに受け始めました。
胎内記憶が気になっていたこと、
身体から子どもへアプローチすること
(食を整えることで気質が変わるなど)、
に興味があって。
育児書には載っていない子育ての本質について学べる講座でした。

池川明(いけがわ・あきら)先生

ご存じ胎内記憶の第一人者の先生。神奈川県横浜市に池川クリニックを開設。「出生前・周産期心理学協会」の日本におけるアドバイザー。(胎内記憶の池川明公式WEBサイト池川明ドットコムより)

胎内記憶については、
子ども達は「おなかの中の遊園地で遊んでいたんだよ」と話してくれました。

正直、作った話?とも思ったのですが、
講座を受けている仲間達から、

「そういう世界もあるんだよ、
子どもたちはそのままでいいんだよ」と受け止めてもらい、
『そのままでいい』が腑に落ちたのでした。

こんな風に色々話せたり、
安心安全な場所が自分の家の近くにあったらいいよね。
それで気づいたら、
自分自身で子育てに関するお茶会を開催するように。

そんなこんなしながら、4人目も欲しいねと言っていた時・・出来ました。

雅子さん
雅子さん

4人目

来るべくして来たんじゃないかな。
私と夫は3人兄弟なので未知の領域だけど、
もう一人どうかね?と言っていたタイミングでの妊娠。

ここまで、本当に流れにのって、
自然に、そのままにしていたら、
そうなっていた・・という感じ。

お産のイメージ

雅子さん
雅子さん

体の中と繋がれた感覚がある。

1人目から助産院。
病気じゃないから、自分の力で、
子どもとの共同作業をしたい。

妊娠期間中は自分の声が
聞きやすくなりました。

お産のリアル 1人目は水中出産

雅子さん
雅子さん

水中でゆらゆらしながら歌いながら・・
何人でも産みたいと思うようなお産でした。

会陰切開もなかったです。

よくいいますが、
お産は最大のデトックス。
水中出産では、
羊水もそこに出るのですが、
羊水が少しにごっていたように感じて。

赤ちゃんが私の体の中の悪いものを出してくれたのかな。

長女にはアトピーが出て申し訳なかったけれど、
改めて
自分の身体から子どもが出る・・、
自分が子どもの身体を全部作っている

本当にこれってすごいことですよね。

お産のリアル 2人目は座産

雅子さん
雅子さん

木の椅子に座ってのお産。

陣痛が来てるかもしれないと言って
病院に行き、健診&そのまま入院。

感覚としては
急かされて産まされた感じ。

もう少し様子をみてあげても
良かったな。

本当は水中出産の予定でしたが、
準備をしてないから、と
木の椅子に座って座産。

自然に任せていたら、
出産前にお通じが来てお腹を空っぽにしてから産むと思うんですが、
そのあたりの準備もまだ。

なのでお通じを先に産んじゃいました!

自分の体にもっと集中してあげたら良かったな、と
今では思っています。

実家の母がずっと付き添ってくれて
いよいよ出産の時は、
みんなで立ち会ってくれました。

お産のリアル 3人目は水中出産

雅子さん
雅子さん

3回目となると私自身、
だいぶ慣れていました。

3人目お産の動画はDVDに落としてあって、よくみんなで見てたなあ。

何が起こるか、プールの端で
見守っている子どもたち。

こんな子どもの様子も
残せたことが嬉しい。

3番目はのんびり屋さんで。

みんなが飽きてきた頃に生まれました。

出てきた時、首やら肩やらにへその緒がぐるぐる巻いていたので、
「だいぶまいだね」と言いながら先生がプールの中でへその緒を外してくれました。

そこからざばぁっと水から赤ちゃんをあげて、だけど
赤ちゃんが泣かないので氷入りのコップのお茶をかけて泣かせました。
(そんな強引な・・!!)

カンガルーケアをすると赤ちゃんはすぐ大人しくなりました。

お産のリアル 4人目は病院出産

雅子さん
雅子さん

家族みんなが応援団に!!

初めての病院出産。

学校や幼稚園があるので自宅から通える範囲で、と選んだらそうなった。

当初は自宅出産を希望しましたが、母や夫の賛同が得られず。 

みんなのお産だと思っているから、
みんなが納得する形にしようと

陣痛が来て、真夜中にかかりそうだったので早々に病院へ。
家族で泊まれる場所があったので、
一晩そこに泊まって様子見。

明け方に陣痛がいよいよ強まる!!
わたしが独り耐えている中、
他の家族は和やかに朝食タイム。
一人で分娩室へ向かいました。

食後、わたしの周りに家族が来て、
そこから分娩室へ。

家族みんなが「がんばれー、がんばれっ」て応援してくれました。
他の部屋の人たちから感動したと言われるぐらい、
大きい声で!!
もう分娩室の中はわちゃわちゃ状態!

本来、足元の方には家族は、いてはいけないと記憶しているけど、
3歳・5歳は先生の横にいて、
生まれるところを見ていました。

「お母さんより先に赤ちゃんの顔を見た!」
今でもお姉ちゃんが誇らしげに言います。  

産んだ後の気持ち

雅子さん
雅子さん

うちの子たちは、
何があっても大丈夫と思っている。

 生まれてきてくれてありがとう。

家族の始まりをみんなで
始めることができてよかったな。

この体験の積み重ねが、安心につながっている。

当時のわたしにかける言葉

雅子さん
雅子さん

いつの自分にも、楽しんでいこうね。
大変にしちゃっているのは自分だから。

「こんなにいい子たちが育っているのに何で悩んでいるの?

心配したいの?」

と友人に言われたことがきっかけで、
そのことに気がつきました。

子どもを放っといている感覚もあって。

手が回らない時に寂しい思いをさせているなって思ったり、

幼稚園で甘えているというのを聞いて、自分を責めたり。

でも、「全てを、
お母さんがやる必要ないよね」

「外で甘えさせてもらっている」

ということに頭の中の設定を
変換しました。

そして気が付いたのは

放っておいてる=子どもを信頼しているということ。

愛の形は色々だからね

って、今では思えます。

コロナ禍の今、子どもに感じていること

雅子さん
雅子さん

子どもは親の所有物ではないから、意思を尊重することを大切にしています。

特に長女とは色々なことを超えてきました。

先回りして言ってあげたいこともたくさんありました。

だけどその子の、その時その時の特別な体験。

命に関わらなきゃいいか、、、と見守ることが多かったです。

先回りをしてしまうことで
子どもが体験できなくなってしまうことが
可哀想、とさえ思います

その状況を楽しめる子でもあって欲しい。

このコロナ禍で、
大人が勝手に、今の子どもは「かわいそう」って
自分の気持ちを載せてしまっているところがあるなとも思います。

子どもたちにとってはいつでも今が新しい体験。

以前と比べたりするけど、
コロナ禍での新しい体験を子どもたちはしている。

自分の感覚が常識になってしまうことで
一人一人の感覚が違うということが
分からなくなってしまうのは怖いと思います。

色んな人に触れながら色んな人がいることをベーシックに育っていってほしい。
親が絶対じゃない、みんな違ってみんないい。
自分の意見を押し通す親にもなりたくないし、
子どもたちには、これが良い悪いって、
自分で判断をして欲しいと思っています。

雅子さんの活動『まままま』
先輩ママと話して、みんなと子育てについて、シェアし合う時間。
未来の子供のことを考えてる人たちが集まる場所。
大人も子供も自分らしくあることが調和を生み出す場の一員であること、
気ままそのままありのままの自分が素敵だねって自ら認められるように話す=放す場所。




編集者より一言

雅子さんの話は一貫して芯がありました!
最初から助産院で、
しかも水中出産を選択される当たり、
すごいですねと伝えると。
当人はいたって「そうですか?」と
涼しい顔!

話の最中も、
流れていったらこうなっていた、
と、なるようになってきた、と、
言う言葉を
何度も口にされていたのが印象的でした。
そして、
大家族の応援団による
最後のお産(かな?!)の話には
本当にほっこりとさせられます。
大家族ならでは・・ですよね^^

雅子さん、貴重なお話を聞かせいただき、
ありがとうございました。

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