出産体験談№7 無事で良かった!お産

病院出産

わたしの母、おばあちゃんに抱かれて

この記事の見どころ

・なんといっても!!親子二代のお産の話!
 娘さんのお産とかぶるところも面白い。
・孫の子育てを子どもとすることで、癒されている。子育ての仕組みってすごい。

23歳第1子(長男/子ども2人)病院出産
※約40年前のお産を思い出しながらお話をしていただきました。
神奈川県 さばさば産のきないさんのお母さま

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

嬉しい気持ち。

小さい子どもが好きだったので。
つわりは少しあって、
おなかがすくと気持ち悪くなる、
食べつわりでした。

夫の両親・兄弟と一緒に暮らしていたので、
ご飯の支度はわたしがやっていました。
(当時はお嫁さんがご飯を作るのが当たり前だった)

お産のイメージ

特になかったです。

ただ、母はおっぱいがたくさん出た、
と聞いていたので、
自分もいっぱいおっぱいは出るだろうな、
とか、それくらい。

お産のリアル

私の母も、ねむりごしと言って、
陣痛の時に眠ってしまって
なかなか生まれない体質と聞いていたものの、、

代々陣痛が弱い家系みたい!

自分の実家がラーメン屋さんで、
お店のお手伝いをしていたら、お腹がチクチク痛い。
ラーメンを運びながら陣痛?

いやいや、陣痛はそんなものじゃないよ、
と話したりして過ごしていました。
でも定期的に痛みがくるので、
その日は夫と実家に泊まりました。
あとで確認したら、
おしるしといって血が少し出ていました。

翌日の朝、入院。
でも、陣痛が一向に強くならない!

のんびりと窓の外を見て天気がいいなあ、
と思っていました。
病院は休みの日だったので、静かで、、。
陣痛が一向に強くならないので陣痛促進剤を打つ
→陣痛強くなる
→また弱くなる
→また打つ
→破水
→一気に陣痛も強くなり、分娩室に行き、すぐ生まれました。
全部終わった~。
その間、病院はずっと静かでした・・。

夕方、お腹の中がひりひり痛くなった。
気になったのでブザーを鳴らすも、、人が来ない・・!!

しばらくして、人の気配がすると思ったら、夫でした。
(夫はカメラや赤ちゃんの声をとるための
テープレコーダーをとりに帰宅していた)

お腹が痛いので、
誰か呼んできて、とお願いするも、院内に誰もいない!
病院の裏がお医者さんの自宅だったので、呼びに行ってもらいました。
(編集者の声:怖い・・今なら大問題になりそうです・・)

処置したところを確認したら、
先生が驚くほどのすごい出血でした!!

他の病院からも応援の先生が来て、
2本、輸血しました。

疲れたので目を閉じていたら、
先生に頬を叩かれ
「大丈夫ですかー!?」と声を掛けられました。

結構危なかったようです。
この話は、娘がお産の話をしたんだよ、
と聞くまで忘れていたけれど・・
夫は命の恩人だったわ!!って思いだしました(笑)
普段は生活の何気ないことでイラっとすることもあるけれど(笑)

思い出せてよかったわ!ありがたいわ!

産後の気持ち

すごい可愛かった。

ただ・・母乳の出がよくなくて。
父方も母方も母乳の出がよかったから、
わたしも出るだろうと思っていたら、
出なくて・・
プレッシャーがすごかった。

11月末頃に、自分の実家に帰省した時、、
夜中の授乳の時間、
おっぱいが出ればすぐにあげられるのに、、
寒い中、赤ちゃんを抱きながら泣きました。

今は、おっぱいが出なくても大丈夫、
という情報がたくさんあっていいなあと思いますね。

当時は出るのが当たり前でしたから。
(後で、あれだけ出産のとき出血したのだから
仕方ないよね、と話しました。
もっと早くにわかっていたら、楽だったのにね。)

母乳の出が少なくて夜中に泣いていたころ

当時の自分にかける言葉

なるようになるよ~
今でもよく自分に言い聞かせていますが(笑)

自分の思う結果を求めちゃう!
だから行動するまで、しり込みをしちゃう。
いいにしても、悪いにしても、なるように、なるから。
焦ったり、周りを気にしたりしなくてもいいよ。

夫はあまり家庭的ではなくて。
日常のことは疎い人なんだ、って、
最近気づいた(笑)
当時は、一般的な家庭を求めていたので、
子どもたちは心が落ち着かなかったかもしれない。

今、娘と同じ敷地に暮らしているので、
3人の孫の世話をたくさんしました。
させてもらった、と思っている。

やりたかったこと、やれなかったことを、
もう一度やることが出来ました。

産後の変化

ご飯を食べている時に、
テレビで動物が写って、
それを観たとたん急に気持ちが悪くなって、
以来、動物に触れなくなっちゃった?!

なんででしょうねぇ??

『獣』と感じてしまって、
実家で飼っていた猫も触れなくなってしまって。
歳をとって、看とるような状態では触れたのだけど。
産後の変化、色々とあるのかもしれないですね。

編集者より一言

今回、先に娘さんがインタビューを受けてくださって、
その話を聞いたお母様が、
そういえば、、と、ご自身のお産を
振りかえってみたことがきっかけとなり、
ご参加いただきました。

忘れていたことが沢山あった!
もしかしたら、母なしで育つことになったかもしれないよ?と、
驚きの事実を思い出されたということで、、。
内容は書いてあるとおりです。

娘さんのお産の話とかぶるところがあったり、
『いま、孫のお世話をすることで、
わたしが、当時の心残りを癒しているんです。』
と伺ったあたりで、
わたしの涙腺が止まらなくなってしまいました~。

そのときは精一杯で、
もしかしたら満足にできなかったことも、
こども本人ではなく、
その子どもにしていくことで癒されていく。

そしてそのことで、子も、癒される。
受け手である孫にとっても、いいことしかない。
命ってこうやって受け継がれてきているんですね。

そして、、人によっては、
血の繋がりとは関係ないところで、
されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

きないさんのお母様、
大切なお話を聞かせていただき、
本当にありがとうございました!

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