出産体験談№65 自分を信じたお産

withコロナ
この記事の見どころ

・Withコロナのお産で体験したストレス
・でも、こうありたいお産を諦めなかったら・・
・赤ちゃんとつながってのお産
・Withコロナだからできたこと

31歳第1子(長女/子ども2人)病院出産
38歳第2子(次女/子ども2人) 病院出産 
2021年9月Withコロナのお産
長崎県 きんさん(匿名希望)

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

きんさん
きんさん

7年ぶりに妊娠!!

欲しいなと思いつつ、、
ちゃんとしたタイプではなく(笑)、
2人の母親は無理かなと、
想像もしていませんでした。
でも、なんとなく、
今ならうちら夫婦でも
2人目育てられるかも!
気持ちに変化があって。
そしたらすぐ来てくれたんですよね。


なのですっごく嬉しかったです。
夫もいっぱい喜んでくれました

お産のイメージ

きんさん
きんさん

怖いとかはなかったですね!

お産のリアル第1子 あっという間に出産

きんさん
きんさん

7年前は普通分娩。

先に破水して、
おしっこ?破水?となって
病院に聞くと「一応来てください」となり、
「今日か明日ですね」となり、
何の準備もしていない状態で
そのまま出産。

陣痛の痛みは覚えてるけど
全然、何が何やら
わからないままでした。

お産のリアル第2子 赤ちゃんとつながったお産

きんさん
きんさん

臨月になって
このままこの病院で
産んではダメだと思いだました。

本当は自宅出産がしたかったんです。
上の娘が7歳。
それまで離れたことがないし、
わたしが子離れができていないような感じ。
入院している間、娘をどうする?
だったら自宅出産が良い!って。

で、すごく探したけど、、
このコロナ禍で
受け入れ先の病院がなかったんですね。
それで、
できないなら仕方ない、
と、一番近い産院にしました。

だけどこの産院で産んではだめだ!!と、
臨月になって思ったんですね。
違うところで産みたい!!と、
すごくすごく思ったんです。


コロナ対策ばかりいう場所で。
もう聞きたくない、
もうわかってるよ、
知ってるよ、
って。

臨月の時に、
地元のなんでも知ってるおばちゃんに、
「今更なんですが、
コロナ出産でも
お産を楽しみにできるような病院、
知りませんかね」
って聞いてみたんです。
そこで紹介してもらったところに
受け入れてもらえるか
ドキドキしながら
電話をしました。

そしたら、
翌日、すぐに会うことができました。
院長先生、
助産師さんと話したら
すごくいい産院で、すぐにこちらに決めました。

以前の産院ですと
健診はわたししか参加できなかったのが、
新しい産院では
家族で健診を受けてOK に!!

その週から
家族一緒に健診を受けるようになりました。
立会いもOK !
ただし、条件として、
コロナが陰性でないと
立会いできませんとのことでした。

この検査も、
妊婦一人だけでOKでした。
「お母さんが陰性であればいいですよ、
もし陽性であれば、
家族も皆さま陽性ですから」、って。

9月、コロナはまだまだ多い時でした。
あんまり多くなると
立ち会いは難しいと聞いていましたが、
そこも全然いいよっていう感じ。
家族で一緒に産みたいというお母さんを
一人で産ませてはいけない、
という信念を感じました。

きんさん
きんさん

先生達も看護師さんも
いろんなことを感じながらの
お産だったと思うんです。
本当に感謝しかないですね。

ただ、予定日前日に PCR 検査して、
陽性になったら帝王切開になります、
と言われていました。

でもわたし、
PCR 検査を100%信用していなくて、、
というのはキット自体に
信用がなくて。

例えば、
ちょっと周りに菌があったとすると、
それだけで陽性になる。
陽性になったとしても、
それはコロナにかかっているわけではない、
コロナの可能性もある、
という話なんですよね。

普通分娩で産めるはずなのに、
その可能性がある、という状態で
帝王切開になる、
よくわからない社会の混乱で
帝王切開になってしまう、、
ということにどうしても
納得がいかなかったんです。


8月から9月に入ってから
プレッシャーが凄くありました。
ストレスで出る妊婦湿疹も出てきました。

すごく痒かった!!
9月の中旬頃からは
入院中は7歳のおねえちゃんを誰が見るんだっていうことも含め、
特にすごくストレスを感じていました。

夫もわたしも関東が地元。
双方の両親は二家族とも
「このコロナ騒ぎの中でどうやって
そこまで行くの?!」という感じで、、

夫は仕事だし
親からは「命かけて行くから」
と言われるんですが、
それもどことなくストレスで、、

8月9月は、赤ちゃんに対して
「来てくれてありがとう」という気持ちよりも
2500 G を超えたらもう平気だから、
「早く超えて、
お願いだから早く産まれて」、って
ずっと思っていました。

きんさん
きんさん

予定日は9月23日で、
実際のお産は
予定日より早かったです。

臨月になって、あまりにかわいそうなことを
しているなぁって感じた時があって。

おなかの中の子と、
ずっと満月とお星様を見ながら、
ベランダで、2時間くらい
話しかけました。

ギリギリまで仕事をしていたし、
お腹の子はつらかったかな、
重たいものを持ったりしてましたから、、。

きんさん
きんさん

早く出てきてばかり言ってごめんね、
ママが自分勝手で、
色々してごめんね 。
でも生まれるのが明日だったら
うれしいな。
本当に申し訳ないけど
明日出てきてほしいんだ。
早く産まれてほしいんだ。


って伝えました。

きんさん
きんさん

最後の最後まで
わがままばかり言ってごめんね、
来てくれてありがとう、
も言っていなかったよね。
いろんなこと言ってごめんね。
生まれたら
いっぱいパパとママと
お姉ちゃんと一緒に
楽しいことしようね。


そしたらお腹の中の子から、

赤ちゃん
赤ちゃん

産まれたら、ママ、嬉しい?
どうなるの、
どう変わるの?



って声が聞こえてきた気がして。

きんさん
きんさん

出てきてくれたら、
こんなに大変な中、
乗り切れたって
勇気出るよね!
みんなでいっぱい楽しいこと、
できるよね !
本当に会いたいよ。
今まで会いたいって言わなくてごめんね。

って言ったら

赤ちゃん
赤ちゃん

わかった。ママ、もう寝てね。


で、寝て起きたら
陣痛が始まったんですね。


軽い陣痛でしたが、
今日来る陣痛だって分かりました。

その日の夜8時、
何の問題もなく、
上の子も夫も立ち会って
無事に出てきてくれました。

赤ちゃんと繋がっている感じがしていたので
めちゃくちゃ痛いけど、
すごいリラックスしていました。

きんさん
きんさん

頑張って、頑張って、
あとどれくらい?

ずっと心の中で語りかけていました。
すると

赤ちゃん
赤ちゃん

一回は無理だなあ、4回くらいかな。


と聞こえ、
4回いきんだ時に生まれました!!

めっちゃ繋がっている!!
本当に繋がっている気がしました。

そして今も繋がっているんですよね。
仕事中もずっとその感覚が続いています。

何を言ってるかも、分かるし、
離れていても、
赤ちゃんがどうなっているかがわかるんです!

例えば

赤ちゃん
赤ちゃん

顔に毛布がかかって気持ち悪いよ。


って聞こえる 、
それでお姉ちゃんに
「ちょっと見てきて」ってお願いすると
本当に顔に毛布がかかっていたりして!!


夜も寝てくれています。
全然イライラしない、
それは、分かってくれるし、
伝わっているから。

だから仕事復帰もできてるんですよね。
(編集追記:きんさんは産後2か月で復帰されています)

上の子の時も
つながっている気がしていましたが
今はよりクリアになっている感じです。

ここ2年くらい、
もしかしたらわたしが感じやすいかも、
とも思うんですが、
お母さんて、
みんなこんな感じなのかな?

食事を変えたりすると
感覚が研ぎ澄まされるって言いますよね。
食べ物にはやっぱりすごく気を遣っていました。

とはいえ、ジャンクもたべますけど!

産後の気持ちは

きんさん
きんさん

やっと会えた!

出てきてほしいが強かったから、
ホッとしました。

当時の自分にかける言葉

きんさん
きんさん

本当によく頑張ったね!!

あの状況の中で、
協力者がいない、
気持ち的には支えてくれてる人がいない中、
(家では長女が支えてくれました!!)
コロナのプレッシャーの中、
よくやった!!


きんさん
きんさん

仕事は、菌のいろいろな研究をされている
先生のもとでのお仕事。

免疫の先生の繋がりも多くて、
その先生が教えてくださる情報もあったから、
世間の言うことを
そのまま鵜呑みにできないな、と、
未知のことの判断もできました。



Withコロナのお産で感じたストレスと見つけた希望

きんさん
きんさん

Withコロナの妊婦さんのストレスは相当高いと思います。

周りからのワクチンを打て打て、という圧が凄かったですね。
妊婦の97%がワクチンを打ってそうです。

とはいえ、まだまだ未知の部分もあるのが事実。
何があってて、
何が間違ってるもなくて、
お母さん一人が判断しないといけない、
そういう雰囲気。
それがきつかったですね。

きんさん
きんさん

お産を楽しみにしてくれるている人がいなくて、
皆、大丈夫なの?っていう感じ。

「大丈夫よ、
元気な子が生まれてくれるよ」
って言われることがなかったんですよね 。

言われることは、
「コロナに妊婦さんがなったらどうする?」
「家族もどうするの?」

でも、生まれてきてしまえば、
なんのストレスもなかった!
生まれてしまえば
もうこっちのもの(笑)。

きんさん
きんさん

わたしは臨月で希望のお産ができる
産院に移動できて
ラッキーでした。

産院で、
あれって思っているお母さん、
どこかに熱い思いを持っている
産院はある。
すごく見つかりにくいと思うんですけど、、
探せばある!と思うんです!頑張って!!

Withコロナのお産だったから〇〇できた

きんさん
きんさん

逆にコロナの中で
社会と離れることが
できたような感じがしました。

わたしはコロナについての意見は
少数派だったので、
だからこそ外に聞いても仕方がない、と、
自分自身にすごく問いかけることができました。
お陰で、
お産に集中できた。
自分自身でいるしかなかった、
とも言えるかもしれません。

編集者より一言

コロナとお産。これまでも話を聴いてきましたが、
本当に難しい時代です。
助産院などでしたら
コロナの中でもある程度、希望を聞いてもらえる印象ですが、
場所によって
そもそも助産院が無かったり、
あったとしてもリスクの関係で選べなかったり。

それでも、
幸せにお産をしている方もいらっしゃって、
それは、諦めないこと。
どういう形のお産が希望なのかを明確にして
それをかなえるために行動されていることが
皆さん共通されている印象です。

きんさんのお話しも、非常に面白い話でした!
特に赤ちゃんとのつながりがすごい!!
こんな風に子育て出来たら
どんなにスムーズなスタートになることか!!
これからもいろんなお産の在り方を紹介していきます。
きんさん、素敵なお産の話をシェアしていただき、
ありがとうございました!!

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