ママは産後数時間後でくたくたですが、楽しみにしていた妹との初対面!
・立ち合いを拒否していた夫がたちあってみたら・・
・陣痛中の夫婦のやり取りがリアル
・世間の目をきにしたり、こうじゃなきゃおかしいとは思わない
25歳 初産(長男/子ども3人)病院出産
27歳 第2子(次男/子ども3人)病院出産
31歳 第3子(長女/子ども3人)病院出産
神奈川県 崔未蘭さん
赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?
1人目そろそろ欲しいねと言っていたタイミングでやってきてくれました。
2人目もそろそろ欲しいねと言っていたタイミング。
3人目どうしようか、
今後のことも考えて、
難しいかなあと言っていたら・・
できたという感じです。
お産のイメージは?
お産のイメージは
あまりこだわりはなかった。
3人とも家からの近くの
同じ病院にしました。
綺麗だし、
割と地域では有名なクリニック。
重要なことは、
ともかく家に近い!!
こんなに便利なことはない!!
子どもが増えれば増えるほど、
通い安さは重要に。
こうしたい、ああしたいは特になく、
自然の流れになればいいな、
という感じでした。
お産のリアル 1人目
金曜の夜~日曜日の夜まで
かかって生まれました。
微弱陣痛が長くてしんどかった。
陣痛始まって病院へ行ったら、入院。
なかなか進まなくって
できるだけ横になっていたら
もっと歩いて、もっと動いて、
と言われました。
・・が1日経ってもなかなか進まず。
日曜の朝。
「これ以上長引くと、
お母さんの体力が持たない、
赤ちゃんも持たない、
48時間以上経っているので
陣痛促進剤を打って様子を見ましょう」
ということに。
促進剤を打つと
だんだん波が強くなりました。
夫は頑張れーと応援している感じ。
最初の子なので、
立ち会ってもらおうかな、
と希望を伝えたところ
立ち会い出産は
「男が出る場所ではないと思っている」、
とのこと。
分娩台へは一緒に行かない、
となっていました。
ところが。
分娩室に移動するとき、
「パパ早く入って!!」と
看護師さんに急かされ、
あれよあれよと分娩室へ。
結局立ち会うことに!!
結果・・
こんなに力を使って出産するんだ、
すごい感動した
立ち会って良かった、となりました。
陣痛の波が強くなって
いきんで~のタイミングでいきんだり、
耐えなきゃいけない時に
耐えるというのが凄くしんどかった!!
いきんでいいと言われた時に
思い切りいきめる、やったーー!!
という感じでした。
やっと出てきた赤ちゃん見た時は・・
よかった・・
元気だ、安心した。
赤ちゃんって
くしゃくしゃだな~っていう感じでした。
お産のリアル 2人目
次は絶対無痛分娩と決めていました。
それが何故か忘れちゃってて…
陣痛が来た時に思い出しました。
(編集者注:2人目は、出産の記録が残っていたそうで、原文より掲載)
朝起きて、トイレにいくとおしるしが。
午前中から、お腹が痛いような気がして来る。
昼頃、お産開始のニオイを感じたのか、
オモニ(=ハングル語でお母さんの意味。対外的に自分の母を呼ぶときの呼称/編集者追記)
が来てくれる。
完全に陣痛っぽいものがはじまった感じ。
でもまだ我慢できる。
お兄ちゃんを連れてオモニと昼食の買い物へ。
途中で陣痛が1時間に5,6回、
本格的になってきた!
病院で内診してもらい子宮口3センチと
判明、入院。
個室へ通され入院着に着替えると、
非日常を感じ取ったのか、
ベッドによじ登りお兄ちゃんがはしゃぐ。
途中、オモニがお兄ちゃんを連れて
出かけました。
帰ってくる頃には子宮口6センチ。
「赤ちゃんがでてくるの?オンマ、痛い?痛いの?」と、
お兄ちゃんが、おしりをさすってくれた。
痛みで笑顔が引きつってしまったけど、
嬉しかった。
…優しい子!!
オンマ頑張るよぉ!
(オンマ=ハングル語でお母さんの意味。小さい子が母親に対して使う)
19時半過ぎに
オモニがお兄ちゃんを連れて帰った。
ここから痛みと一人で戦う。
どんどん強くなる。
20時半前頃、
夫から仕事が終わった連絡が入る。
助産師さんが診察をしながら、
「うーん、ご主人、間に合うといいですね。」とニッコリ。
1人で戦う覚悟をこっそり決める。
なんだかんだと連絡をとりつつ、
21時半前頃、旦那が病院到着。
良かったー、間に合った。
到着と同時に助産師さんの診察。
ソッコーで「痛みが強いので動けるうちに…」と分娩台へ移動。
いきむかもう少しいきみ逃しするか、
微妙なとこだったけど、
頑張っちゃおうか、
ということで10時前から分娩準備開始。
三回目のいきみで破水。
中々赤ちゃんが見えて来ず、
母ちゃんくじけそうになる。
痛い(´Д` )
もうやだ(´Д` )
もう無理(´Д` )
を休むたびに口癖のように繰り返す。
頑張れ!
大丈夫だ!
もう少し!
と、旦那が助手のように、
ワタクシのひたいの汗を拭きながら、
正しく、まっとうに励ます。
一分でいいから代わってくれよ。
と思うが口に出すエネルギーはない。
10分が1時間に感じる。
頭がでかくてなかなか出て来ず、
髪の毛が見えてきたところで、
医師を呼び会陰切開。
頑張って最後の力をふり絞り、
5,6回休まずイキむ。
ずるっ。
で、でたぁー!!!
なんとか頭が出る。
あとは短く息をはきながら自然に排出。
元気に泣いてる…
助産師さんがさっと拭いて
すぐに抱っこさせてくれた。
キレイな顔してる…元気だぁ。
良かったぁ。
胎盤もズルズルでた。
量がすごかったらしい(笑)
体重測定。
助産師もびっくりの、3678g!!
「崔さん!!推定より大きいよ!!!
出ないわけだ!」
術後の処置(会陰の縫合がまた痛いのなんの)やモロモロを終えて、
赤ちゃんを抱っこ。
旦那と撮影会。
初乳を飲ませ、落ち着いたところで、
車椅子でお部屋へ移動。
大げさでゎありませんよ。もう満身創痍とはまさにこのこと。
車椅子に、乗り移る気力もない(笑)
各方面への報告の連絡をしつつ、
お部屋で赤ちゃんと旦那と
小一時間程過ごす。
一緒には泊まれないので、
0時を回ったところで本日は解散!
長いようで短い一日だった…
「ナニワトモアレ、
無事にオンマのところに産まれてきてくれて、本当に、ありがとう。
今日のこの気持ちを一生忘れません。」
お産のリアル 3人目
3人目のお産。
この時は慣れてもいたので、
出産予定日の2週間前まで働いていました。
つわりなどトラブルも無く
無事勤め上げ
これから2週間で、さぁ赤ちゃんがやってくる準備を
しましょうとなったころ・・
お休みに入ったその4日後に生まれました。
前期破水から始まって、
そこから全然陣痛が始まらず1日が過ぎました。
※「破水」は、赤ちゃんの頭と子宮の内圧に押されて卵膜が破れ、羊水が外に出ること。多くは、陣痛が起きてから破水します。破水すると陣痛が強くなり、分娩がさらに進みます。陣痛の前の破水を「前期破水」といいます。(編集者追記)
次の日の夜、
食中毒のような症状が出て
微熱や胃の痛みもあって陣痛なのか何なのか?
体力も落ちてるし、どうする??という
状態に・・
結局、「さっさと終わらせよう」と、
朝一、陣痛促進剤を打ち、昼に出産。
3500gでした。年もあるのか?
産む力が衰えていたように感じました。
今回の立会いには夫は間に合わず、
1人で産みました。
産んだ感想は・・
自分に似てる~~って、
とっても嬉しくなりました。
そうそう!破水した日が4月15日。
病院のベッドでゴロゴロしている時に
熊本震災の余震があって。
産み終わった4月16日、
震災があったことを
盛んにテレビで報道していました。
これで一生、熊本震災のこと、
忘れなくなるな。
お兄ちゃんズ、抱っこしたがるの巻。長女、生後3日で早くも苦難に遭遇。
当時のわたしにかける言葉
過ぎちゃったことで言えるのは
本当にあっという間の時間だよってこと!
喉元過ぎれば熱さは消えるというように、
ずっとそのままってことはない。
いつか変わるから、ということを、
今大変な方、これからの方へ、
伝えたいな、と思います。
わたし自身はしんどくて大変なことは
実はなかったんです。
みんな育てやすかったし
母乳もよく出るし
職場復帰も早かったんですね。
おっぱい飲んで寝て~
おっぱい飲んで寝て~っていう感じ。
離乳食も苦労しませんでした。
出産に返しては大変なことが
何もなかった!
わたし自身は大雑把なタイプです。
どうしてうちの子はこうなの、
こうじゃなきゃおかしい、という風に
世間の目や、周りのことは全然気にしないタイプ。
性格もでますよね。
元々、家にずっといるタイプじゃないので
仕事復帰も早かったです。
そもそも仕事を辞める選択肢も
ありませんでした。
自分は専業主婦タイプじゃない、って
割り切っているところが
大きいかもしれないです。
編集者より一言
なんだかんだ、3人とも安産で、
子育ても苦労したこと無いですね、
と笑う未蘭さん。
子どもの気質や、育てやすさって、
あると思いますが、
未蘭さんの
「どうしてうちの子はこうなの、
こうじゃなきゃおかしい、
という風に世間の目や、
周りのことは全然気にしないタイプ」
という言葉が
一番の理由かなぁって思いました。
こんな母ちゃんだったら、
子どもものびのび育ちやすい♪
未蘭さんはわたしからお願いして、
話を聞かせていただきました。
在日の方と一緒に仕事をしていた時に、
芯にあるものが日本人と根本的に違う気がして、
それはなんだろう?
お産も向き合い方が違うのかな?
そう思ったことがきっかけでした。
話を伺って、
やっぱり、小さな事には動じないような、
世間の目は気にしない!私はこう生きる!
そんなあり方が、
人として素敵だなぁって感じた次第です。
未蘭さん、素敵なお話を聞かせていただき、
ありがとうございました!
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