出産体験談№.55 味わい癒されたお産

助産院出産
この記事の見どころ

・10年ぶりの妊娠出産。
・産後うつや流産を経て、身体を整え、幸せなお産を体感。
・陣痛促進剤を打たずに、産める身体を体感したい。病院出産から助産院出産へ。
・五感を大切にするお産。

29歳第1子(長男/子ども3人)
31歳第2子 (長女/子ども3人)
34歳流産
41歳第3子 (次女/子ども3人)
助産院出産 神奈川県 清水智子さん(ゆるりと暮らしを楽しむ冒険家)

※智子さんのお仕事の詳細は記事末尾に記入

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

智子さん
智子さん

生まれてくるんだー!!という感じでした。

3人目を予定していなかったので
びっくりしました!
パパも「ええっ」て驚きつつ、
即刻「産んでくれよ」と言ってくれました。


2人目の時、ちょっと体調を崩していて・・
娘ができた2年後に流産を体験したり、
産後うつのような状態でした。

その後はそんなことを考える間もなく・・
という状態だったので
本当に驚きでしかない(笑)

家族みんなが喜びました。

つわりもあったし
体調も悪くなったので、
子どもたちへ
「お母さんの体の変化で
寝ている回数が増えるかもしれない。」
と早めに伝えたんですね。

赤ちゃんができた半年前位に、
娘が「犬か、赤ちゃんが欲しい」と言っていたので、
娘は泣いて喜びました。

息子も
「お友達に早く言いたい」、
と楽しみにしてくれました。

家のことも助けてくれるかな、
大きい2人ならできるに違いない。
という気持ちもありました。

1人で頑張らないで、みんなで育てましょうって。
子どもたちはお願いしたら気合いが入りました(笑)

わたし自身が体力に自信がなく、
育児をしてきた10年前と今では、違うよね、とか、
体を動かさなきゃ・・等々
色々ありましたが、、
最後には腹が座って・・いける!
と思いました。

今までの経験の総決算のような気持ちで挑みました。

お産のイメージ

智子さん
智子さん

不安があって当たり前。

上の子は2人とも病院出産で
陣痛促進剤を打って産みました。
幸せなお産ではあったけれども
陣痛促進剤を打たないと
産めない人なのかな、という思いもあって。

自然に産むということをしたかったんですね。

上の2人を産んだ後、
オーガズミックバースの映画上映会を観たり、
いろいろなきかっけで、
お産に選択肢があることを知っていました。

「玄牝(げんぴん)」という映画を観たことが
きっかけで覚悟が決まりました。

たまたま住んでいる場所の近くに
助産院があり、
食のことを伝えていた関係で
ここの助産院の助産師さん・院長先生とも
元々知り合いになっていたんですね。

「妊娠したんです」とお知らせに行くと、
暖かく
「大丈夫、大丈夫。」
とおっしゃってくださいました。

高齢出産ではあるけれど!
助産師さんの応援もあって、
助産院で産むことにしました。

生まれるタイミングは
赤ちゃんが決めてくる、
というのも体感したかったんですよね。

元気に産まれてきたら
それでいいというのが大前提なんですけど♪

後はつるんと生まれてくる、
ってイメージしていました。

お産のリアル第3子 死と生の狭間を見たような心地

智子さん
智子さん

腰が砕けそう!!

後期から臨月に入った時、
おしるしがあり、破水。

初めての入院前の破水に
破水したっ!て嬉しくなりました。

子宮口7センチになるまで
家にいて、
出血が多くなったので
朝4時半に助産院へ。

子どもたちは寝ていたから置いてきました。

助産師さんは
「これ早いかもね。すぐに生まれるかな」
と言われました。

何故か波は一旦波はひき。
痛くもなんともなくなっっちゃった!

その間にお兄ちゃんお姉ちゃんを夫が連れてきました。
夫はその後、
背中をさすってくれたり色々としてくれました。

まだ余裕がありそう、と子どもたちと散歩に行って、
近くの神社で参拝している間に、
陣痛がやってきてそこから
30分後に出産!

夫と子どもが助産院に還ってくる頃には
「もう生まれますよ」という状態。

わたし自身はその頃には
声を荒げていました。

死と生の狭間を見たような心地。

痛みと共に死ぬ思いで
子どもを産むという覚悟をしました。

本当の声が出たという感じ・・。

助産師さんには
「出てきた、出てきた!この声!」と言われました(笑)

つるんと出てきた瞬間、
その前後は快感とまではいかないけれども
気持ちよかったです。

赤ちゃんが降りてくる、
回ってくる、
そういうのを感じてみたかったし、
感じられました。


こんなお産は初めてでした。

汗と涙と鼻水と
何がなんだかわからないぐらい涙が止まらなかった。
夫も中学1年息子も、小4娘も泣いていました。

まだ、赤ちゃんとわたしが
へその緒でつながれている状態。

出産後の感想

智子さん
智子さん

出てきた時はほっとしました。

生まれてきた、
出てきた。

この歳になっても、産めるんだなぁ!!

陣痛促進剤も打たずに
産める身体なんだってことも
体感できました。

家族が見て、
立ち会ってくれたらいいなと思っていたのですが、
ちゃんとそのタイミングを
選んで来てくれているよね、も体感しました。

出産というものを子ども達にも
夫にも見てもらえたこと
嬉しかったです。

命はこうやって生まれてくるんだよって
伝えられたと思う。

胎盤を見せてもらったり
へその緒をみんなで少しづつ切ったり。

子どもたちはもう大きいので、
少し恥ずかしいこともあるのかな(笑)
「怖い」と言ったり
「全身、全裸で産むんだね~!!」と言ったりしていました(笑)

産後すぐに
お互いの気持ちをシェアする時間があったのも
すごく良かったです。

お産は特別なことではあるけれど、日常の延長でもある。
リラックスしながら身をゆだねられたお産。
こんなにも
喜びを感じられる経験が出来たことに
ただ感激でした。

当時の自分にかける言葉

智子さん
智子さん

よくやったーー!!
このお産で
自分が経験したかったことを全部体験できました!!

命の大切さ、
死と生の狭間・・


体験できて良かったなーって、
心底思います。

少しショックだったのは
会陰マッサージをしていたにも関わらず
会陰が切れてしまったこと!!

力みすぎたのかな・・というのが
ちょっとショックでした。
ちょっとね。

おひなまき※ですやすや。
※おひなまきとは赤ちゃんがママのお腹にいたときと似た姿勢を、
布でくるむことによって再現する方法。安心してぐっすり眠ったり、
泣き止んだりする効果があるとされています。

今回の妊娠出産はそれまでの経験の総決算!

智子さん
智子さん

変化のきっかけは布ナプキンを取り入れたことでした。

長女の出産と、流産の後から
生理がきつくなりました。
そこで布ナプキンを取り入れて
日常の生活を見直すこと


布ナプキンて経血を毎月見ているうちに
経血は自分の食事とも繋がっていますので、
料理を全然しなかったのが
お料理のことを見直したい気持ちに。

いつのまにか発酵の教室や
料理教室を開いたりするようになっていました。

今では、
台所に立つのは実験をするような気持ちでやっています。

当たり前のことをひとつひとつ丁寧にやってみる。
ひとつひとつの事に感覚を研ぎ澄ます。
自分がどう感じているのか、
五感はどう感じているのか。


料理から沢山学びました。
そうして、
徐々に身体も健康になっていったと思います。
そんなタイミングでの妊娠でした。

下の方から感覚を研ぎ澄ます

智子さん
智子さん

何も考えなくって、
気持ちよさだけを追求していれば
自然に流れていくんじゃないかな。

布ナプキン生活を通して、
お股の方にも気持ちがいくようになりました。

「子宮と膣を大事にね」、
「冷やさないで」って
よくおばあちゃんが言ってたけれど、
こういうことを言っていたんだって
今、やっと理解できました。

妊娠・出産について
頭で考えすぎちゃっている部分が多いのかな・・
と感じています。

自分の気持ちよさや
自分を大事にするというのが
本当に大切なんだと思います。

というのもわたしが頭で動いていたことがあるから。

陣痛の時でも
何か考えたりリラックス出来なかったら
お産が進まなかったり。

見えない部分、
意識の持ちようで
こんなにも繋がってることを体感しました。

今は下の方から
感覚を研ぎ澄ます、
ゆったりしていれば
たいていのことは
大丈夫なんじゃないかな、と感じています。


智子さんのお産の模様を、
立ち会われた助産師さんがブログにまとめてらっしゃいます。
臨場感あふれる当日の様子はこちらから。
ブログ 助産院つきひかり

清水智子さんてこんな方

自然大好き♡ゆるりと暮らしを楽しむ冒険家
生理から膣ケアを通じて、心と身体を癒し
自分との繋がりを知り現実創造中
ブログ:ゆるめ、ほどけ、めぐる しみずさとこ

食 #発酵 #解放と癒しのヒーラー

布ナプキン #ぬか部3期


編集者より一言

生と死の狭間のを感じるお産♪かっこいいですね~!!
智子さんとは、オーガズミックバースの映画上映会
で出会いました。

その時すでにあと2ヶ月で出産、
今回のお産についてお話ししたいと思っていますと
連絡をいただいて、楽しみにすること数カ月!

素敵なお産の模様をインスタでも発信されてたので、
満を持してお話を聞かせてもらいました。
智子さんは
布ナプキン製作者でもあり、
膣ケアのこと、女性性や性のことも大切にしましょうと
発信されています。

そんな智子さんのお産は10年ぶり、
とっても満喫されたのを感じます。

全てのお産がこんな風に
その方らしいものでありますように!
智子さん、素敵なお話しのシェアをありがとうございました。


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