出産体験談№67 出会えたことが嬉しすぎるお産

帝王切開
この記事の見どころ

・漫画家のしおえりさんの可愛い漫画とお話を是非ご堪能あれ!
・可愛いと思えるかな?不安が吹き飛び、今が一番幸せ!と言い切る
しおえりさんの気持ちの変化
・急な帝王切開!その時の気持ちは・・

33歳第1子(長女/子ども3人)病院出産・帝王切開
35歳第2子(次女/子ども3人)病院出産・帝王切開
40歳第3子(三女/子ども3人)病院出産・帝王切開
島根県 しおえりさん(イラストレーター・お絵かき教室主宰)

赤ちゃんが出来た!その時の気持ちは?

しおえりさん
しおえりさん

漠然とした期待と不安がありました。

結婚してあれよあれよと出来た感じ!
病院に行って、心拍が確認された時、
この中に命があるんだな。
この先、どうなるんだろう、
漠然とした期待と不安
がありました。

後半、押し寄せる不安、、!!

友達とのランチ会で
小さい子連れ友達は
ご飯は全然食べられないし、
子どもは鼻水よだれ出てるし、
なんかちょっと汚い、、みたいに感じ。
(今は全く思いませんが!!)
子どもをあまり可愛いと思えない自分、
大丈夫かな?!
と思っていました。

臨月になると、
浮腫がひどくて手も足も痛くて
朝食が作れない、
包丁も握れない状態。
妊娠高血圧の手前だったのかな。
耳が聞こえなくなる症状や、
腰痛もありました。
身体がしんどかったので、
可愛がれるのか不安、
無事に産まれてきてくれるかな、って、
ドキドキしながらその日を待っていました。

お産のイメージ

しおえりさん
しおえりさん

とにかく陣痛が痛いらしい!!


覚悟して挑まねば、、というイメージ。
するんと出る人もいるらしいけれど、
恐い痛い、
マイナスイメージの方が強かった!

写真が大好きなお爺ちゃん。臨月のわたしと夫の写真を撮ってくれました。

お産のリアル第1子 

しおえりさん
しおえりさん

帝王切開になってびっくりしました!!
準備していなかったし!!

1人目予定日の次の日の夜。
朝3時に陣痛が起きました。
思えばのんびりやだから、
そういう感じだったのかな。
わたしは割と冷静。
陣痛の痛みはそこまでじゃないな、
なんて考えていました。

夫は弓道の全国大会があったので、
20分間隔の陣痛の合間に、
お弁当を作って、
夫が会場に行くついでに、
産院に送ってもらいました。
夫はそのまま全国大会へ。
そんなすぐには生まれないし、
これもネタになるなぁ、
なんて思っていました(笑)
(※編集者注:しおえりさんは漫画家でもあります)


病院に着いて、「今から体力つけるぞ」って
好物のドーナツを食べたのですが、
これはいまだ、「のんきにドーナツ食べて」って
母親に突っ込まれています(笑)

その後、陣痛促進剤打って痛みマックス!
子宮口は全開!、
すごい痛みに!!
これはきつい、
鼻からすいかってこれか、状態。

1分続いて1分痛みが止まる、
というのが3時間続きました。

それでも全然赤ちゃんは降りてこない。
4時前くらいに夫が到着。
先生から、
「帝王切開で出しましょう。
産婦さんも赤ちゃんもだいぶ疲れているので」と言われ、
想定していなかった事態に
夫は血の気が引いてああ、、ってなっている。
わたしはこの痛みから解放されるなら何でもいい!!状態
でした。

緊急手術室 に入って、
5分くらいで生まれました。
あっという間に対面。
その瞬間、めっちゃこみ上げてきて、、
なにこれ?!
よく来たねっ、、て、
本当に声を上げて泣いてしまったんです。
本当に命が入ってたんだなーって、
感動でいっぱいでした。


長女は大きくって3900g。
今にして思えば長女は慎重だから、
生まれられなかったんじゃないかな?
わたしの骨盤は小さめらしいので、、


新生児室で1人だけ、
すごく大きかった。
声も大きくて、
自分の部屋に戻ってから絶対安静で寝たきり状態の
わたしにも聞こえるほど。
本当に元気だった。

写真が好きなおじいちゃんが、
生まれたその日に
何十枚も撮ってくれた内の一枚。

産後の気持ちは

しおえりさん
しおえりさん

元気に産まれてきてくれてよかった、
出てきてくれただけでありがとう、
そういう気持ちでいっぱいでした。

子どもに救われた

しおえりさん
しおえりさん

元々わたし、
自己肯定感がスーパー低かったんです。

友達親友はそんなにいなくて、
家族ぐらいしか心許せる人がいなかった。
自分だけ仲間外れになったりとか、
いじめもありました。
何のためにこの世にいるのか
わからない状態。
ただ、夫と付き合いだして
必要とされている喜びを知りました。


そしてさらに子どもが
本当に私を必要としてくれる。
自己重要感、自己肯定感を上げてもらったんです。
子供に救われました。


だから、うちに来てくれてありがとうね。
生まれてきてくれてありがとうねって伝えています。
子どもたちもママ大好きっていつも伝えてくれます。


ずっと一緒がしんどい時もあったけど
こんなに求められている!という喜びが勝って、
じゃあ一緒にいようかって(笑)。
もうね、可愛すぎて!!
めっちゃ溺愛しています。

しおえりさん
しおえりさん

それだけ、人のぬくもりに
飢えていたんだなって感じるんですけどね。

必要とされていなかった、
親友が欲しかった、
誰かの一番になりたかった。
だから今、わたしはとっても幸せなんです。

準備なく帝王切開

しおえりさん
しおえりさん

出てきたからいいや!
くらい。
無事に出てきてくれてよかった、
って思ってます。

普通に出てくるかとしか思っていなかったけど、
帝王切開になってびっくり!!
準備していなかったし、
痛みを乗り越えて挑まねばと思っていたけど、
お産に理想を描いてなかったから、
生まれてきてくれて会うことができて、
それで充分と思っていました。

授乳、大変!!から、楽しい授乳ライフに至るまで

しおえりさん
しおえりさん

授乳が大変で!!
1人目、本当に悩みました。

全然足りなくて、体重が減っていく。
いまにして思えば、生まれたばかりは
水分が抜けるから当たり前なんだけど!
ずっと記録をつけていました。
「体重、全然増えていない」といわれては焦り。
なので退院後も1ヶ月は体重計を借りて
毎日、授乳のたびに体重を調べてってやっていました。

当時は母乳にミルクを追加するのも抵抗があって。
自分の母乳が出れば、
それでいいじゃんってすごい頑張ってたんですが… 。
プラス12~13 kg だった体重も1ヶ月で元に戻りました。
メンタルで結構しんどかったから
やせたんじゃないかなって今にして思います。

2人目はその反動で
1ヶ月だけミルクを足して、
母乳にしました。

だけど保育所に行くと、
足りないと言われ。
育ちも問題なかったし、
脳も体も全く問題なし。
だから大丈夫なんじゃない?

とは思っていたんですけど…。

3人目からは搾乳機を使用しました。
赤ちゃんはまだ飲むのが下手くそなのかな、
だったら飲めるようにしたら良いって。
これがすごく楽でした!!
3人目はノーストレス!!
何の心配もなく楽しく、
完母で授乳ライフを送っています。

流産を 繰り返した話

しおえりさん
しおえりさん

3人目の間に3回化学流産をしています。

1人はちゃんと陣痛が来て、
トイレに行ったら胎盤がつるんと出てきました。
まるごとを持って病院に行って診てもらったら、
中にいた。

もう1回のケースは病院に診てもらったんですが
心拍の確認がまだ取れる前の流産。
もう1回は生理が来てないなぁと思って病院に行くと
「胎嚢ありますね」、と
確認できたものの、
翌日生理。

命っぽくないけれどいたんだね、と
感じていたのですが、
ある人から「ちゃんと供養しなさい」って言われたんですよね。
なのでお寺の和尚さんに供養してもらいました。
そこからすぐ後に子供ができたんですね。

しおえりさん
しおえりさん

生まれた命に思いをちゃんと馳せていなかった。
「命が来てくれてありがとう」って言った方が
良かったなって感じた出来事でした。



当時の自分にかける言葉

しおえりさん
しおえりさん

頑張りすぎなくていいよ。
寝れる時は寝な。
子どもは勝手に育つからね。

1人目 は最初の1カ月、2カ月しんどかったよね。
子どもはちゃんと育つ力、あるから。
子ども達は衣食住を整えるだけで十分
だよ。


しおえりさんはこんな方

1歳5歳8歳3姉妹の子育てネタなど発信|子育てを面白がろう|
いじめられっ子→某有名少女漫画誌でデビュー→
戦力外通告→結婚出産後、ファンは小学生〜80代まで人気漫画家に。
好きを伸ばして自分が大好きになるイラスト教室開催
ツイッター@shioeri3939
| 幸せになるしかない子育て日めくり販売中|




編集者より一言

しおえりさんとはツイッターで知り合いました。
無条件で愛してくれるのは、大人ではなく、子どもの方、
本当にその通りですよね。
つぶやく気持ちに共感し、
感動しかなかったというお産の話を
聞かせてもらうことになりました。

生まれる前に、
「可愛いと思えるかな」
「わたしが子育てなんて・・」
と不安になるのはあるあるなんじゃないかなと思います。
生まれたらそんなこと言ってる間もなく
忙しく、気がついたら大きくなっているんですが・・、
そのあたりの気持ちの変化や、
子どもに救われたというのはわたしも全く一緒でした。
この話が誰かにとっても、
不安を軽くしたり、大丈夫!を届けられたら、と思います。

しおえりさん、素敵話のシェアをありがとうございました!

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